VPN用語解説

ドメイン

ドメイン名とは

ドメイン名とはインターネット上の住所に当たると言えます。

インターネットへ接続する時は通常IPアドレスにより接続されます。しかしIPアドレスは数字の羅列ですので、違いがわかりにくくそのままでは不便です。

そこでIPアドレスをアルファベットに変換したものをドメインと呼びます。

ドメイン名には、レベルがあり、例えば「http://www.example.co.jp」の場合、「jp」がトップレベルドメイン、「co」が第2レベルドメイン、「example」が第3レベルドメイン、「www」が第4レベルドメインとなります。

メールアドレスの場合は@以下の部分がドメイン名となります。

ドメイン名の種類

ドメイン名は上記レベルにより分類されますが、その中でもトップレベルドメインは分野別ドメイン(gTLD)と国コードドメイン(ccTLD)に分けられます。

分野別ドメインには、誰でも登録可能なものと、特定の業界や団体向けのものがあり、国コードドメインは文字通り国別に割り当てられたもので、2012年3月時点で255種類となっています。

分野別ドメイン(gTLD)の一例

gTDL 用途 登録対象
com 商業組織用 誰でも登録可
net ネットワーク用 誰でも登録可
info 制限なし 誰でも登録可
biz ビジネス用 ビジネス利用者
name 個人名用 個人
aero 航空運輸業界用 航空運輸業界の組織および個人
gov 米国政府機関用 米国政府機関
mil 米国軍事機関用 米国軍事機関

国コードドメイン(ccTLD)の一例

ccTDL 国・地域 エリア
jp 日本 東アジア
us アメリカ合衆国 北アメリカ
uk イギリス 西ヨーロッパ
tw 台湾 東アジア
cn 中国 東アジア
tv ツバル オセアニア
bz ベリーズ 中央アメリカ
yt マヨット島 インド洋地域

DNS

「DNS」とはドメインネームシステムの略で、ドメイン名とIPアドレスをそれぞれに変換する役割を持ちます。いわば「インターネット上の住所録」といえるでしょう。

「DNS」は膨大な数に登るインターネット上のサイトを管理するための仕組みとして生まれました。

ドメイン名はピリオドで区切られた複数のレベルが1つになって表されます。それをIPアドレスと結びつけるために、各レベル別にネームサーバに問い合わせ、それぞれのIPアドレスを引き出してから、1つのIPアドレスとしてWEBサーバーに接続する役割を担っています。