VPN用語解説

IPアドレス

グローバルIPアドレス

ネットワークに接続されている機器の識別番号をIPアドレスといいます。

その中でもインターネットに接続されている機器のIPアドレスを「グローバルIPアドレス」と呼んでいます。

グローバルIPアドレスを固定するサービスを固定IPサービスと呼び、固定IPサービスの申し込みは、ISPに行うことが一般的です。
近年は、フレッツユーザーの増加に伴うPPPoE接続の混み具合からインターネット接続が遅くなるような事例もあり、OCNなどではIPoE接続(IPv6接続)のサービスを提供しています。

インターネットは世界的な規模のネットワークですので、グローバルIPアドレスもICANN(アイキャン IPアドレスやドメイン名を全世界的に管理する非営利団体)によって世界的な管理がなされています。

プライベートIPアドレス

プライベートIPアドレスはローカルなネットワークに対して割り振られるIPアドレスです。

ローカルなネットワークとは、例えば社内LANなどの外部からは利用できないネットワークを指します。

プライベートIPアドレスにはクラスAからクラスCまであり、クラスAで16,777,216、クラスCで65,536のアドレス数が設定されています。

プライベートIPアドレスとインターネット

プライベートIPアドレスはそのままではインターネットに接続することができません。

そこでプライベートIPアドレスが割り振られた機器をインターネットに接続する方法として、プロキシサーバーやIPマスカレードなどを用いてインターネットに接続します。

インターネット・サービス・プロバイダによって割り振られるIPアドレスは、通常プライベートIPアドレスが割り振られており、これをグローバルIPアドレスに変換する仕組みによって、インターネットに接続されています。